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腫瘍疾患

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このような症状ありませんか?

  • しこりが短期間で大きくなる...

  • しこりが赤い・痒い...

  • お腹がでてきた...

  • 食欲不振・体重減少...

  • 吐き気・下痢・出血...

このような症状がみられたら、腫瘍の病気の可能性があります!

このような症状がみられたら、
腫瘍の病気の可能性があります!

こんな病気の可能性があります

肥満細胞腫

肥満細胞腫は、アレルギー反応に関わる肥満細胞が腫瘍化する皮膚がんの一種で、犬に多く発生し、猫にも見られます。皮膚にできるしこりが代表的な症状で、見た目は良性のイボのようでも、進行が早く悪性度が高いことがあります。かゆみや腫れ、潰瘍を伴うこともあり、腫瘍が内臓に転移するケースもあります。診断は細胞診や病理検査で行い、治療は外科的切除が基本です。進行度に応じて放射線や抗がん剤、分子標的薬を併用することもあります。早期発見と適切な治療が予後を大きく左右します。

リンパ腫

リンパ腫は、リンパ球という白血球の一種ががん化し、全身のリンパ組織(リンパ節、脾臓、骨髄など)に異常増殖する悪性腫瘍です。犬・猫ともに比較的よく見られる腫瘍で、犬では多中心型、猫では消化管型が多く発生します。主な症状は、リンパ節の腫れ、元気消失、食欲不振、体重減少、嘔吐や下痢などで、進行が早く、放置すると命に関わります。診断は細胞診や生検、血液検査、画像診断などで行います。
治療は主に抗がん剤による化学療法が中心で、多くの場合に症状の改善や寛解が期待できます。完全な治癒は難しいものの、適切な治療により生活の質を保ちながら長期生存も可能です。早期発見が非常に重要です。

血管肉腫

血管肉腫は、血管の内側にできる非常に悪性度の高い腫瘍で、犬に多く見られ、特にゴールデン・レトリーバーやジャーマン・シェパードでの発症が多いとされています。脾臓、心臓(右心房)、肝臓などに発生しやすく、破裂すると突然の虚脱や内出血、ショック状態を引き起こすことがあります。症状が出にくく、見つかった時には進行していることが多いため、早期発見が難しい腫瘍です。診断には超音波やX線、CT、血液検査などが必要で、確定には病理検査が行われます。治療は外科的切除と抗がん剤が中心ですが、再発や転移の可能性が高く、予後は一般的に不良です。定期的な健康診断による早期発見が重要です。

組織球腫

組織球腫は、若い犬に多く見られる良性の皮膚腫瘍で、免疫に関わる「ランゲルハンス細胞」が原因です。主に頭部や四肢に、急にできる丸くて赤いしこりが特徴で、かゆみや出血を伴うこともあります。見た目は悪性腫瘍に似ていますが、多くは自然に数週間〜数か月で縮小・消失します。診断は細胞診や病理検査で確定し、基本的には経過観察で問題ありませんが、症状が強い場合や治癒が遅れる場合は外科的切除を行うこともあります。

組織球肉腫

組織球肉腫は、免疫に関わる細胞(樹状細胞やマクロファージ)が腫瘍化する悪性腫瘍で、大型犬に多く見られます。発生部位や進行の速さにより、「局所型」と「全身型」に分類されます。局所型では、皮膚や関節、脾臓などの限られた部位に腫瘍ができ、全身型では肺・肝臓・リンパ節などに転移し、急速に進行します。症状は、しこり、食欲不振、体重減少、発熱、元気消失など。診断には、細胞診や組織検査が必要です。治療は外科切除や抗がん剤治療を行いますが、再発や転移のリスクが高く、早期発見と積極的な治療が重要です。

乳腺腫瘍

乳腺腫瘍は、犬や猫の乳腺に発生する腫瘍で、特に未避妊の雌に多く見られます。ホルモンの影響が関与しており、初回発情前に避妊手術を行うことで発生率を大幅に下げられます。犬では約50%が悪性、猫では実に約80〜90%が悪性とされ、猫の乳腺腫瘍はより進行が速く転移もしやすいのが特徴です。症状は、乳腺のしこり、腫れ、発赤、潰瘍、分泌物などが見られます。治療は外科的切除が基本で、進行度によっては抗がん剤治療を併用します。早期発見・早期手術が予後を大きく左右します。定期的な触診と健康診断がとても重要です。

メラノーマ(悪性黒色腫)

メラノーマは、皮膚や口腔、指先、眼などにできる色素細胞由来の腫瘍で、犬に多く見られます。黒色や灰色のしこりとして現れることが多いですが、無色素性(色のない)タイプもあります。特に口の中や爪の根元にできるメラノーマは悪性度が高く、早期に肺やリンパ節へ転移する傾向があります。猫では発生頻度は低いものの、発生した場合は悪性で進行が速いです。治療は外科的切除が基本で、放射線治療や免疫療法、抗がん剤を併用することもあります。早期発見・完全切除が予後改善の鍵となります。

扁平上皮癌

扁平上皮癌は、皮膚や口腔、鼻腔、爪床、耳介などにできる悪性腫瘍で、犬や猫で発生します。特に口腔内や指先にできる場合は進行が速く、早期に転移することがあります。症状は、しこりや潰瘍、出血、口臭、食欲低下、咳や呼吸困難(口腔・鼻腔の場合)などです。口腔内では歯ぐきの腫れや疼痛、嚥下困難が見られることもあります。治療は外科的切除が中心で、腫瘍が広範囲に浸潤している場合は放射線治療や抗がん剤を併用することがあります。早期発見と治療が予後改善の鍵です。

移行上皮癌

移行上皮癌は、膀胱や尿道、腎盂など尿路の内側を覆う細胞(移行上皮)が腫瘍化する悪性腫瘍で、犬に多く、特に高齢・雌犬に発生しやすい病気です。主な症状は、血尿、頻尿、排尿困難、尿の勢いの低下などで、膀胱炎に似た症状を繰り返すのが特徴です。進行すると、腫瘍が尿道やリンパ節、肺などに転移することもあります。診断は、尿検査、エコー、CT、細胞診や生検などで行います。治療は外科切除が難しい場合が多く、抗がん剤やCOX-2阻害薬(ピロキシカムなど)による内科治療が中心です。早期発見と継続的な管理が重要です。

胸腺腫

胸腺腫は、胸の前部(前縦隔)にある胸腺という免疫に関わる臓器に発生する腫瘍で、犬や猫の中高齢でまれに見られます。主に良性のことが多いですが、隣接臓器に浸潤したり転移する悪性例もあります。症状は、腫瘍が大きくなることで肺や血管を圧迫し、呼吸困難、咳、運動不耐、チアノーゼなどを引き起こします。また、一部では「重症筋無力症」や「免疫異常」を併発することがあります。診断は胸部X線やCT検査で行い、治療は外科的切除が第一選択です。手術が難しい場合は放射線療法を行うこともあります。早期発見が予後改善の鍵です。

骨肉腫

骨肉腫は、骨に発生する悪性腫瘍で、特に大型犬の前肢の長骨に多く見られます。猫ではまれですが、発生する場合は同様に悪性です。症状は、患肢の腫れ、跛行(足を引きずる)、痛み、骨の変形やしこり、進行すると骨折を起こすこともあります。転移しやすく、特に肺への転移が多いのが特徴です。治療は外科的切除(切断や部分切除)が基本で、抗がん剤治療を併用することもあります。早期発見と適切な治療で予後が改善しますが、進行が速いため注意が必要です。

腫瘍科診療3つの特徴

犬 猫 倉敷 犬 猫 倉敷 犬 猫 倉敷

診療の流れ

STEP1

受付

来院されましたら受付票にご記入ください。カルテをお作りした後、受付票記載の順番で診察室にご案内します。

STEP2

診察

診察室にて、充分な一般身体検査(体重・体温測定、聴診、視診、触診など)を行います。飼主様に生活状況(フードや予防状況など)についてのご質問を致します。一般身体検査と飼主様のお話から考えられる病気についてご説明いたします。その後、病気の診断に必要な検査やその費用の概算について説明します。飼主様のご意向や希望をうかがって追加検査(血液検査、レントゲン検査、超音波エコー検査など)を実施します。

STEP3

診断・治療

検査の結果から病気を診断し、治療方法について説明します(病気の治療はその診断に基づき行います)。飼主様のご意向・希望をもとに、動物にとってもっとも良い治療のやり方を決定して治療に進みます。動物の状況や飼主様の希望に応じて高度獣医療を適切に受けられる機関(専門機関や大学病院)にご紹介することも出来ます。

STEP4

お薬・お会計

受付で会計とお薬の受け取りとなりますので、待合室で一旦お待ちください。受付からお呼びして、会計、お薬・フードのお渡しをいたします。分かりやすいお会計を目指し会計明細とお薬についてご説明いたします。お会計は現金だけでなく、各種クレジットカードやバーコード決済、電子決済に対応しています。(一部お取り扱いができないものがありますので、会計にてお尋ねください。)

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駐車場で動物の脱走事故が起こることがあります。来院される時にはリードをつけるか、キャリングケース等に入れて連れてきてあげて下さい。
※猫は洗濯用の網ネットが安全です。