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認知症による夜鳴き...
多飲多尿....
慢性腎臓病は、腎臓の機能が徐々に低下する病気で、犬猫ともに高齢で多く見られます。尿を濃縮する力が弱くなり、多飲多尿、体重減少、食欲低下、元気消失などの症状が現れます。進行すると貧血や高血圧、尿毒症を引き起こすこともあります。治療は、食事療法や水分管理、薬物で腎臓の負担を軽減し、症状の進行を遅らせることが中心です。定期的な血液検査と尿検査で早期発見・管理が重要です。
高齢犬では僧帽弁閉鎖不全症、猫では心筋症(肥大型や拘束型)が代表的な心臓病です。犬は咳や呼吸困難、運動嫌悪、疲れやすさが特徴で、重症化すると肺水腫や失神のリスクがあります。猫の心筋症は、心筋が厚く硬くなることで心臓の動きが制限され、呼吸困難、元気消失、後肢の麻痺(血栓塞栓症)などが起こることがあります。治療は犬猫ともに薬物で心臓の負担を軽減し、定期的な心エコー検査や血圧管理で進行を抑えることが重要です。早期発見が予後改善の鍵となります。
糖尿病は、体内でインスリンが十分に働かず血糖値が上昇する病気で、高齢犬や猫に多く見られます。症状は多飲多尿、食欲があるのに体重減少、元気の低下、頻尿などです。治療はインスリン注射と食事管理が基本で、血糖値を定期的にチェックし、合併症(腎障害や網膜症など)の予防も重要です。早期発見で生活の質を保つことができます。
甲状腺疾患は、甲状腺ホルモンの異常により代謝が乱れる病気です。犬では低下症が多く、活動性低下、体重増加、脱毛、寒がるなどが見られます。猫では亢進症が多く、体重減少、食欲亢進、多飲多尿、落ち着きのなさ、心拍数増加などが特徴です。治療はホルモン補充療法や薬物療法で代謝を整え、定期的な血液検査で管理します。
認知症は高齢の犬や猫にみられる脳の機能低下によって起こる症状で、「高齢性認知機能不全症候群」とも呼ばれます。原因は脳内の神経細胞の老化で、人と同様に記憶や行動、感情に変化が見られます。主な症状は昼夜逆転、徘徊、鳴き続ける、トイレの失敗、反応の鈍化、名前を呼んでも反応しないなど。初期は見逃されがちですが、徐々に進行します。治療は完治ではなく進行を遅らせることが目的で、食事療法、サプリメント、脳の刺激(散歩やスキンシップ)、薬物療法などが有効です。家族の理解と根気強いケアが重要です。
変形性関節症は、関節の軟骨がすり減り、骨や関節包に炎症や変形が起こる慢性の病気です。主に高齢の犬や猫に多く見られ、肥満や過去のケガ、関節の異常(膝蓋骨脱臼、股関節形成不全など)が原因となります。症状は、歩き方の異常、立ち上がりにくい、段差を嫌がる、運動を避けるなど。痛みが続くことで生活の質が低下します。治療は痛みの緩和と進行の抑制が中心で、体重管理、関節サプリメント、鎮痛薬、リハビリ、温熱療法などを組み合わせます。早期発見と継続的なケアが大切です。
高齢になると腫瘍の発生率が上昇します。犬猫で多いのはリンパ腫、乳腺腫瘍、皮膚腫瘍などです。症状はしこり、食欲低下、体重減少、元気消失、咳や排泄異常など部位によりさまざまです。治療は外科切除、抗がん剤、放射線療法、免疫療法などで、早期発見・治療が予後改善の鍵となります。
歯周病は歯と歯ぐきの間に細菌が入り込み、歯肉や歯槽骨を破壊する病気です。高齢犬猫で特に多く、口臭、痛み、よだれ、食欲低下が現れます。放置すると歯の喪失だけでなく、細菌が血流に乗り心臓や腎臓に影響することもあります。治療は歯石除去や抜歯、日常の歯磨きと定期検診が予防の鍵です。
高齢犬猫は肝臓の代謝機能が低下し、慢性肝炎や脂肪肝などが起こりやすくなります。症状は食欲低下、元気消失、黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)、嘔吐、体重減少などです。治療は食事療法、肝機能改善薬、原因疾患への対応が中心で、早期発見が重要です。
消化器疾患は高齢犬猫で慢性的に見られます。慢性腸症では下痢、嘔吐、体重減少、食欲不振が続きます。胆嚢疾患では胆泥症や胆嚢炎、胆嚢粘液嚢腫があり、嘔吐、黄疸、元気消失、腹痛などが見られます。治療は食事療法、薬物、必要に応じて手術で行い、早期発見と継続管理が再発予防と生活の質維持に重要です。
高血圧は、血管内の血圧が異常に高くなる状態で、犬や猫の高齢個体に多く見られます。多くは腎臓病や心臓病、ホルモン疾患(副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能亢進症など)が原因となる続発性高血圧です。症状は初期にはほとんどなく、進行すると目の出血や失明、けいれん、脳障害、心臓肥大や腎障害など全身に影響を及ぼします。「サイレントキラー」とも呼ばれ、症状が出る頃には重篤化していることがあります。診断は血圧測定で行い、必要に応じて原因疾患の検査も行います。治療は降圧薬と原因疾患の管理が中心で、早期発見と継続的なモニタリングが予後改善に重要です。
核硬化症は、加齢に伴い水晶体の中心部が硬く濁る病気で、主に中高齢の犬猫に見られます。視力に大きな影響を与えることは少なく、日常生活ではほとんど支障がありません。目の濁りが青白く見えるのが特徴で、定期検査で発見されることが多いです。治療は基本的に不要ですが、他の眼疾患(白内障や緑内障など)と区別することが重要です。 白内障は、水晶体が濁り視力が低下する病気で、加齢や遺伝、糖尿病、外傷などが原因となります。症状は視力低下や目の濁りで、進行すると日常生活に支障をきたすことがあります。治療は外科的手術で濁った水晶体を取り除き、人工レンズを挿入することで視力を回復できます。早期発見と眼科専門医による管理が予後に重要です。
症状に応じた適切な検査を行い、診断を実施しております。
血液検査で分からない肺転移病変や腹腔内臓器における転移の確認のため、CT検査を実施することが可能です。
外科手術や抗がん剤、分子標的薬、緩和治療に至るまで、個々の動物に応じてあらゆる治療プランのご提案を行っております。
来院されましたら受付票にご記入ください。カルテをお作りした後、受付票記載の順番で診察室にご案内します。
診察室にて、充分な一般身体検査(体重・体温測定、聴診、視診、触診など)を行います。飼主様に生活状況(フードや予防状況など)についてのご質問を致します。一般身体検査と飼主様のお話から考えられる病気についてご説明いたします。その後、病気の診断に必要な検査やその費用の概算について説明します。飼主様のご意向や希望をうかがって追加検査(血液検査、レントゲン検査、超音波エコー検査など)を実施します。
検査の結果から病気を診断し、治療方法について説明します(病気の治療はその診断に基づき行います)。飼主様のご意向・希望をもとに、動物にとってもっとも良い治療のやり方を決定して治療に進みます。動物の状況や飼主様の希望に応じて高度獣医療を適切に受けられる機関(専門機関や大学病院)にご紹介することも出来ます。
受付で会計とお薬の受け取りとなりますので、待合室で一旦お待ちください。受付からお呼びして、会計、お薬・フードのお渡しをいたします。分かりやすいお会計を目指し会計明細とお薬についてご説明いたします。お会計は現金だけでなく、各種クレジットカードやバーコード決済、電子決済に対応しています。(一部お取り扱いができないものがありますので、会計にてお尋ねください。)
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駐車場で動物の脱走事故が起こることがあります。来院される時にはリードをつけるか、キャリングケース等に入れて連れてきてあげて下さい。
※猫は洗濯用の網ネットが安全です。