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消化器疾患

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このような症状ありませんか?

  • 嘔吐...

  • 下痢・軟便...

  • 食欲低下...

  • 体重減少...

  • 腹痛や元気消失...

このような症状がみられたら、消化器の病気の可能性があります!

このような症状がみられたら、
消化器の病気の可能性があります!

こんな病気の可能性があります

急性胃腸炎

急性胃腸炎は、突然の嘔吐や下痢を主症状とする消化管の炎症です。原因は、食べ過ぎ・食事の急な変更・異物や腐敗物の摂取、細菌・ウイルス感染、ストレス、薬剤など多岐にわたります。症状は、食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛、元気消失などで、脱水が進むと重症化することもあります。治療は、絶食や補液、制吐薬、整腸剤、抗生物質(感染が疑われる場合)などを用います。多くは数日で回復しますが、血便や嘔吐が続く場合、重度の感染症や中毒の可能性もあるため、早めの受診が大切です。

膵炎

膵炎は、膵臓が自分の消化酵素によって炎症を起こす病気で、犬に多く見られます。脂っこい食事、肥満、ストレス、薬剤、他の病気(糖 尿病や内分泌疾患)などが原因とされます。症状は、食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛(うずくまる・背中を丸める)、発熱、ぐったりするなど。重症ではショックや多臓器不全を起こすこともあります。治療は、絶食による膵臓の安静、点滴での水分・電解質補正、鎮痛薬、制吐薬の使用など。再発しやすいため、低脂肪食への切り替えや体重管理、規則正しい生活が再発予防に重要です。

慢性腸症

慢性腸症は、3週間以上続く慢性的な下痢や嘔吐、体重減少などを示す腸の病気の総称です。原因は、食事や腸内細菌の異常、免疫の過剰反応、感染、腫瘍などさまざまで、犬や猫に多く見られます。診断には、血液検査、便検査、エコー、内視鏡検査などを行い、食事性(食物反応性腸症)、抗菌薬反応性、免疫介在性(炎症性腸疾患:IBD)などを見極めます。治療は、療法食での食事管理、整腸剤や抗菌薬、免疫抑制剤の使用など。根気よく原因を特定し、長期的なケアを行うことが重要です。

胆嚢疾患

胆嚢疾患は、肝臓で作られた胆汁をためる胆嚢に起こる病気の総称で、犬に多く見られます。代表的なものに、胆泥症、胆嚢炎、胆嚢粘液嚢腫、胆石症などがあります。症状は、食欲不振、嘔吐、下痢、黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)、元気消失、腹痛など。重症化すると胆嚢破裂を起こし、命に関わることもあります。診断は、血液検査や腹部エコーで行い、治療は内科的に利胆薬・抗生物質・食事管理を行うか、重症例では外科的に胆嚢摘出を行います。早期発見と定期的なエコー検査が大切です。

腸管閉塞

腸管閉塞は、腸の内容物が通過できなくなる状態で、異物誤飲、腫瘍、腸捻転、癒着などが原因で発生します。犬猫どちらでも見られ、特に好奇心旺盛な子犬や子猫で異物による閉塞が多くなります。症状は、嘔吐、元気消失、食欲不振、腹部膨満、便秘や下痢、痛みで後肢を伸ばす姿勢をとることもあります。放置すると腸壊死や敗血症を起こし命に関わることがあります。治療は原因に応じた緊急手術が中心で、輸液や痛み止めの管理も必要です。早期発見と迅速な処置が予後改善の鍵となります。

消化管腫瘍

消化管腫瘍は、胃や小腸、大腸などの消化管に発生する良性または悪性の腫瘍です。犬では悪性のリンパ腫や腺癌が多く、猫ではリンパ腫が代表的です。症状は、慢性的な嘔吐、下痢、血便、体重減少、食欲低下、元気消失などで、腫瘍の部位や大きさにより異なります。腫瘍が腸管を塞ぐ場合は腸閉塞を起こすこともあります。診断は画像検査(レントゲン・超音波)、内視鏡、生検による確定診断が行われます。治療は外科的切除が基本で、悪性腫瘍の場合は抗がん剤治療を併用することがあります。早期発見と適切な治療で予後の改善が期待できます。

胃拡張・胃捻転症候群

胃拡張・胃捻転症候群は、胃にガスや食べ物がたまり、さらに胃がねじれてしまう緊急性の高い病気です。大型犬や胸の深い犬種(グレートデン、シェパードなど)に多く見られます。症状は、急な腹部の膨張、落ち着かない様子、よだれ、吐こうとしても吐けない、虚脱などで、短時間でショック状態に陥ることもあります。治療は緊急手術で胃のねじれを戻し、再発防止のために胃固定術を行います。早期対応が生死を分けるため、異変を感じたらすぐに動物病院へ。食後すぐの運動を避けることが予防に役立ちます。

腹水

腹水は、腹腔内に異常に液体がたまる状態で、心臓病、肝疾患、腎疾患、腫瘍、感染症などさまざまな原因で発生します。犬猫どちらでも見られ、高齢動物で慢性疾患に伴いやすいです。
症状は、お腹の膨満、呼吸のしづらさ、元気消失、食欲低下、歩行困難などで、進行すると全身状態が悪化します。腹水の性状(透明・血性・膿性など)や量によって原因の推定が可能です。診断は身体検査、画像検査(超音波、レントゲン)、腹水の採取・分析で行います。治療は原因疾患の管理が基本で、必要に応じて腹水の排液や利尿薬による対症療法が行われます。

当院の消化器科診療の特徴

犬 猫 倉敷 犬 猫 倉敷 犬 猫 倉敷

診療の流れ

STEP1

受付

来院されましたら受付票にご記入ください。カルテをお作りした後、受付票記載の順番で診察室にご案内します。

STEP2

診察

診察室にて、充分な一般身体検査(体重・体温測定、聴診、視診、触診など)を行います。飼主様に生活状況(フードや予防状況など)についてのご質問を致します。一般身体検査と飼主様のお話から考えられる病気についてご説明いたします。その後、病気の診断に必要な検査やその費用の概算について説明します。飼主様のご意向や希望をうかがって追加検査(血液検査、レントゲン検査、超音波エコー検査など)を実施します。

STEP3

診断・治療

検査の結果から病気を診断し、治療方法について説明します(病気の治療はその診断に基づき行います)。飼主様のご意向・希望をもとに、動物にとってもっとも良い治療のやり方を決定して治療に進みます。動物の状況や飼主様の希望に応じて高度獣医療を適切に受けられる機関(専門機関や大学病院)にご紹介することも出来ます。

STEP4

お薬・お会計

受付で会計とお薬の受け取りとなりますので、待合室で一旦お待ちください。受付からお呼びして、会計、お薬・フードのお渡しをいたします。分かりやすいお会計を目指し会計明細とお薬についてご説明いたします。お会計は現金だけでなく、各種クレジットカードやバーコード決済、電子決済に対応しています。(一部お取り扱いができないものがありますので、会計にてお尋ねください。)

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駐車場で動物の脱走事故が起こることがあります。来院される時にはリードをつけるか、キャリングケース等に入れて連れてきてあげて下さい。
※猫は洗濯用の網ネットが安全です。