休診日 日・祝
診察日 9:00~12:00 / 16:00~18:45
〒710-0803 倉敷市中島2355 - 154
お問い合わせ
多飲多尿...
食欲の変化...
体重増加・減少...
毛が薄くなる・脱毛...
元気がない...
糖尿病は、インスリンというホルモンの不足や働きの低下により、血糖値が高くなる病気です。犬や猫にも発症し、犬では中高齢の避妊済みの雌に多く、猫では高齢の雄に多くみられます。主な症状は、多飲多尿、食欲があるのに体重が減る、元気消失などです。進行すると白内障やケトアシドーシス(命に関わる状態)を引き起こすこともあります。治療はインスリン注射と食事療法が中心で、猫では一部が寛解することもあります。早期発見と毎日の血糖管理が、健康維持と合併症予防の鍵となります。
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)は、副腎から過剰に分泌されるホルモン「コルチゾール」によって起こる病気です。犬に多く、猫ではまれです。原因は脳下垂体や副腎の腫瘍などが考えられます。主な症状は、多飲多尿、多食、腹部膨満、皮膚の薄化、左右対称の脱毛、筋力低下など。見た目の変化が徐々に進むため、気づきにくいこともあります。診断には血液検査やホルモン検査、超音波検査が必要です。治療は内服薬(副腎ホルモンの分泌を抑える薬)による管理が中心で、腫瘍の種類によっては手術も検討されます。早期発見と継続的な治療が生活の質を保つ鍵となります。
副腎皮質機能低下症(アジソン病)は、副腎から分泌されるホルモン(コルチゾールやアルドステロン)が不足することで、体内の水分・電解質・血糖などのバランスが崩れる病気です。犬で比較的まれに見られ、若い雌に多い傾向があります。症状は元気消失、食欲不振、嘔吐、下痢、体重減少など非特異的ですが、重症化すると「アジソンクリーゼ」と呼ばれるショック状態に陥り、命に関わることもあります。診断にはホルモン検査(ACTH刺激試験)が必要です。治療は生涯にわたりホルモン補充(内服薬や注射)を行い、適切な管理により健康な生活を送ることが可能です。
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が不足することで代謝が低下する病気で、主に中〜高齢の犬に多く見られます(猫ではまれ)。
主な症状は、元気消失、体重増加、脱毛、皮膚の乾燥、寒がる、心拍数の低下などです。ゆっくり進行するため気づかれにくいことがあります。診断には血液検査でホルモン濃度を測定します。治療は甲状腺ホルモンの補充薬を生涯にわたり投与する必要がありますが、適切に管理すれば症状は改善し、元気な生活を送ることができます
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで代謝が異常に高まる病気で、特に高齢の猫に多く見られます。主な症状は体重減少、食欲増加、多飲多尿、落ち着きのなさ、嘔吐、下痢、被毛の荒れなどです。放置すると心臓や腎臓に負担がかかり、全身状態が悪化します。診断は血液検査でT4(甲状腺ホルモン)を測定します。治療には内服薬、療法食、放射線治療、外科手術などがあり、早期の対応で生活の質の改善が期待できます。
当院は内分泌疾患の治療実績が豊富なため、遠方からも多くの飼い主様が来院されます。
充実した診断機器を用いて診察中にホルモン検査を行い、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症、副腎皮質機能低下症の診断や治療経過のモニターを実施しております。
診断に必要な検査を実施し、安易な対症療法ではなく、学術的な根拠に基づいた治療を行っております。
来院されましたら受付票にご記入ください。カルテをお作りした後、受付票記載の順番で診察室にご案内します。
診察室にて、充分な一般身体検査(体重・体温測定、聴診、視診、触診など)を行います。飼主様に生活状況(フードや予防状況など)についてのご質問を致します。一般身体検査と飼主様のお話から考えられる病気についてご説明いたします。その後、病気の診断に必要な検査やその費用の概算について説明します。飼主様のご意向や希望をうかがって追加検査(血液検査、レントゲン検査、超音波エコー検査など)を実施します。
検査の結果から病気を診断し、治療方法について説明します(病気の治療はその診断に基づき行います)。飼主様のご意向・希望をもとに、動物にとってもっとも良い治療のやり方を決定して治療に進みます。動物の状況や飼主様の希望に応じて高度獣医療を適切に受けられる機関(専門機関や大学病院)にご紹介することも出来ます。
受付で会計とお薬の受け取りとなりますので、待合室で一旦お待ちください。受付からお呼びして、会計、お薬・フードのお渡しをいたします。分かりやすいお会計を目指し会計明細とお薬についてご説明いたします。お会計は現金だけでなく、各種クレジットカードやバーコード決済、電子決済に対応しています。(一部お取り扱いができないものがありますので、会計にてお尋ねください。)
アクセス情報
お支払い方法:
取り扱い保険:

駐車場で動物の脱走事故が起こることがあります。来院される時にはリードをつけるか、キャリングケース等に入れて連れてきてあげて下さい。
※猫は洗濯用の網ネットが安全です。