休診日 日・祝
診察日 9:00~12:00 / 16:00~18:45
〒710-0803 倉敷市中島2355 - 154
お問い合わせ
目が赤い・充血...
涙や目やにが増える...
しょぼつく・痛がる...
角膜の濁り...
物にぶつかる(視力低下)...
流涙症は、涙が過剰に分泌されるか、涙の排出経路がうまく機能せず、目の周りが常に濡れたり涙やけを起こす状態です。原因は、涙道の閉塞、まぶたやまつ毛の異常、角膜炎、ドライアイに伴う反射性の過剰分泌、先天的な構造異常など多岐にわたります。症状は、涙が目からあふれる、目の周りの皮膚が赤くなる・ただれる、目やにの増加などです。慢性化すると皮膚炎や感染症の原因になることもあります。治療は、原因に応じて涙道洗浄や点眼薬、手術的矯正が行われます。日常の目の清拭や定期的な眼科検診も重要です。
結膜炎は、目の白目やまぶたの内側を覆う結膜に炎症が起こる病気です。原因は細菌・ウイルス感染、アレルギー、異物、刺激物、涙道の異常など多岐にわたります。症状は、目の赤み、涙目、まぶたの腫れ、目やに、目をこする仕草、光を嫌がるなどです。猫では「猫風邪」に伴って発症することもあります。治療は原因に応じて、抗生物質や抗ウイルス薬、抗炎症薬、涙液補充、異物除去などを行います。慢性化すると角膜や視力に影響することがあるため、早期受診と適切なケアが重要です。
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は、まぶたの毛穴や瞼板腺に細菌感染が起こり、膿がたまって腫れる急性炎症です。犬や猫でも発症し、特にまぶたをこする、目を擦る癖のある子で起こりやすいです。症状は、まぶたの腫れ、赤み、痛み、目やに、まぶたの熱感などで、膿が自然に破れて排出されることもあります。慢性化すると再発することがあります。治療は、抗生物質の点眼や内服、必要に応じて膿の排膿処置を行います。早期対応で症状は数日で改善し、目や皮膚への二次感染予防も重要です。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)は、まぶたの瞼板腺が詰まり、慢性的に炎症を起こしてできるしこりです。急性の麦粒腫とは異なり、痛みは少なく、徐々に大きくなることが多いです。症状は、まぶたに硬く丸いしこりができる、腫れが出ることもある、まぶたが重く感じる、場合によっては涙目や軽い赤みが出ることがあります。治療は、軽症では温湿布や点眼で経過観察しますが、大きくなったり炎症を起こす場合は外科的切開・摘出が必要です。再発することもあるため、定期的なチェックが重要です。
マイボーム腺腫は、まぶたの瞼板にある脂腺(マイボーム腺)が腫瘍化してできる良性腫瘍です。犬でよく見られ、特に高齢犬に多く発生します。症状は、まぶたに小さなしこりができる、まぶたの腫れや赤み、涙目が見られることもあります。痛みはほとんどなく、進行は緩やかです。治療は、腫瘍が大きくなったり眼に影響を及ぼす場合は外科的に摘出します。良性のため生命に直接影響は少ないですが、悪性との鑑別や眼の健康維持のため、定期的なチェックが重要です。
ドライアイは、涙の分泌が不足したり、涙の質が低下することで角膜や結膜が乾燥し炎症を起こす病気です。犬に多く見られ、特にシーズーやウェスティなどの短頭種に好発します。症状は、目の赤み、目やに、まぶたをこする仕草、視力低下、まばたきの増加などです。慢性化すると角膜潰瘍や白濁、感染症のリスクも高まります。治療は人工涙液や点眼薬で潤いを補い、炎症を抑える薬を使用します。重症例では免疫抑制薬が必要なこともあります。早期発見と継続的な点眼管理が視力と快適な生活の維持に重要です。
角膜潰瘍は、目の表面を覆う透明な膜(角膜)が傷つき、深くえぐれるような状態になる病気です。原因は外傷(爪や異物)、逆さまつげ、乾性角結膜炎、感染などさまざまで、犬猫ともによく見られます主な症状は、目をしょぼつかせる、瞬きが増える、目ヤニ、涙の増加、目をこするなどです。放置すると角膜穿孔(穴が開く)に進行し、視力を失う危険もあります。診断にはフルオレセイン染色が用いられ、治療はヒアルロン酸や抗生物質の点眼や内服、痛み止め、重度では手術(角膜保護や縫合)が必要です。早期治療で回復が見込めるため、目の異常に気づいたらすぐに受診することが重要です。
角膜ジストロフィーは、角膜(目の表面)に脂質やカルシウムが沈着し、白く濁る遺伝性の病気です。両目に対称的に現れるのが特徴で、特にシェルティ、シベリアンハスキー、ビーグルなどの犬種でよく見られます。通常は痛みや視力への大きな影響はなく、進行もゆるやかです。治療の必要がない場合が多いですが、潰瘍を併発したり、視覚障害を伴う場合は点眼治療や外科的対応が必要になることもあります。定期的な眼科検診で経過を観察することが大切です。
核硬化症は、加齢に伴って水晶体の中心部(核)が硬く・白くなる変化で、特にシニア期の犬によく見られます。一見すると白内障のように見えますが、視力への影響はほとんどなく、治療の必要もありません。症状は、瞳がやや白っぽく見える程度で、痛みや充血、目ヤニなどは通常伴いません。診断は眼科検査で白内障との鑑別が必要です。白内障と異なり、手術などの治療は不要ですが、高齢動物では他の眼疾患が併発することもあるため、定期的な目のチェックが大切です。
白内障は、水晶体が白く濁ることで視力が低下する病気です。加齢が主な原因ですが、糖尿病、外傷、遺伝などでも発症します。犬で特に多く見られ、猫ではまれです。初期は視力に大きな影響はありませんが、進行すると物にぶつかる、歩きたがらないなどの症状が出てきます。放置するとぶどう膜炎や緑内障を引き起こし、失明のリスクが高まります。治療は進行度により異なりますが、視力回復を目指す場合は外科手術(白内障手術)が唯一の根本的な方法です。早期発見と適切なタイミングでの治療が視力の維持に重要です。
ぶどう膜炎は、眼の内部にある虹彩・毛様体・脈絡膜からなる「ぶどう膜」に炎症が起こる病気で、犬や猫に見られます。原因は感染症、免疫異常、腫瘍、外傷などさまざまで、目の充血、痛み、まぶしさ、涙、視力低下などの症状が現れます。進行すると白内障や緑内障、網膜剥離などを引き起こすこともあります。診断には眼科検査が必要で、治療はステロイドや免疫抑制薬の点眼・内服、原因疾患への対応が重要です。早期治療で視力の維持が期待できます。
緑内障は、眼の中の圧力(眼圧)が異常に高くなり、視神経や網膜が障害される病気です。急性では強い眼の痛み、充血、瞳孔の散大、視力低下が見られ、慢性では視野が徐々に狭くなります。犬でよく見られ、猫ではまれです。原因は遺伝的な要因(柴犬やシーズーなどの特定の犬種)で起こる原発タイプ、水晶体前方脱臼などの房水の排出障害や他の眼病(ぶどう膜炎、腫瘍など)に続発すること続発タイプがあります。治療は眼圧を下げる点眼薬や内服薬、外科手術が行われますが、進行すると失明する恐れがあるため、早期発見と治療が重要です。
眼科用の各種機器を取りそろえることで、眼底検査、眼圧の測定、目の中のエコー検査、フルオレセイン検査など、一次診療で必要な検査をしっかりとおこなうことが可能になっております。
難治性角膜潰瘍に対する外科処置から瞼の腫瘍の切除、眼球腫瘍への眼球摘出術、チェリーアイ(瞬膜線脱出)整復など眼科疾患に対する外科手術もおこなっております。
当院では、白内障や緑内障の治療などで、専門医の診療を受けた方が良いと判断した場合は、連携している専門病院をご紹介をさせていただいております。もちろん、診断後に当院での継続治療が可能な場合は、専門医との連携のもと治療をさせていただきます。
来院されましたら受付票にご記入ください。カルテをお作りした後、受付票記載の順番で診察室にご案内します。
診察室にて、充分な一般身体検査(体重・体温測定、聴診、視診、触診など)を行います。飼主様に生活状況(フードや予防状況など)についてのご質問を致します。一般身体検査と飼主様のお話から考えられる病気についてご説明いたします。その後、病気の診断に必要な検査やその費用の概算について説明します。飼主様のご意向や希望をうかがって追加検査(血液検査、レントゲン検査、超音波エコー検査など)を実施します。
検査の結果から病気を診断し、治療方法について説明します(病気の治療はその診断に基づき行います)。飼主様のご意向・希望をもとに、動物にとってもっとも良い治療のやり方を決定して治療に進みます。動物の状況や飼主様の希望に応じて高度獣医療を適切に受けられる機関(専門機関や大学病院)にご紹介することも出来ます。
受付で会計とお薬の受け取りとなりますので、待合室で一旦お待ちください。受付からお呼びして、会計、お薬・フードのお渡しをいたします。分かりやすいお会計を目指し会計明細とお薬についてご説明いたします。お会計は現金だけでなく、各種クレジットカードやバーコード決済、電子決済に対応しています。(一部お取り扱いができないものがありますので、会計にてお尋ねください。)
アクセス情報
お支払い方法:
取り扱い保険:

駐車場で動物の脱走事故が起こることがあります。来院される時にはリードをつけるか、キャリングケース等に入れて連れてきてあげて下さい。
※猫は洗濯用の網ネットが安全です。